恵那ではたらこう

インタビュー 柄澤  一樹さん

1989年11月生まれ
出身地:恵那市
2015年末にUターン

これまでの経歴

恵那西中学校〜恵那高校〜京都大学卒業。大手旅行代理店に入社、公務法人営業、添乗業務に従事。2015年末にUターンし、株式会社恵那川上屋を経て独立。2021年4月に株式会社ハラカラを設立、恵那市および周辺地域の交流人口拡大に向けた各種事業を手がけている。

なぜ、恵那に戻ってきたのですか?

京都での大学時代は恵那に戻ることなどまったく考えてもいませんでしたが、旅行代理店での添乗業務で世界中のさまざまな土地を訪れる中で、「地域」に目が向き始めました。
旅行業には「ランドオペレーター」という仕事がありますが、地域に根ざし、訪れる人を受け入れるというその役割に魅力を感じるようになったのです。地域の中でそうした仕事をするなら、まったく知らない場所より自分のふるさとがいい。そう思ったことが、恵那に戻るきっかけとなりました。

今、恵那でどんな仕事をしていますか?

現在は、仲間と立ち上げた「株式会社ハラカラ」の共同代表として、恵那峡でのイベントやグランピング場のプロデュース、観光に関わるリサーチやコンサルティングなどを展開。恵那および周辺エリアを「人が集まる、楽しい場所」にするための、さまざまなきっかけづくりに取り組んでいます。

僕が大切にしていること

「かわいい子には旅をさせよ」という言葉がありますが、僕は「自分がかわいいうちは旅をさせよ」と考え、実践してきました。「自分がかわいいうち」、すなわち家族や責任ある仕事など、自分が負うべきものをまだ持たない身軽な若いうちに世界中を飛び回った経験は、確実に今に活きています。
外の世界を知っていく中で、新たに見えてくることはたくさんあります。そしてふと振り返ったとき、「恵那、いいかも」と、これまで見えなかったふるさとの良さがキラリと光るかもしれない。それに気づいて戻ってきたくなったら、いつでも戻ってきたらいいと思います。想像以上に、ふるさとの中には自分が輝ける場所がたくさんあるかもしれません。