ENA INTERNSHIP2025(有給インターンシップ)実施レポート

こんにちは!ジョブナビ恵那の広報担当です。恵那市雇用対策協議会主催の「ENA INTERNSHIP2025」の開催レポートをさせていただきます。恵那市雇用対策協議会では2024年度から夏に初めて大学生を対象とした『有給インターンシップ』を実施いたしました。今年度は2年目の実施となります!
恵那市雇用対策協議会では企業の人材確保、市民の就労支援及び若者の地元就職を支援する活動を行っています。この協議会は、市、経済団体、地元高等学校等で構成された団体です。
恵那市では、企業の人手不足が進行化しており、幅広い人材確保が急務となっています。
そのような近年、特に市内企業への大学生等の就職につながりにくいのが現状です。
恵那市内の企業でも「大卒で活躍できる場がある」ということを知ってもらうにはどうしたらよいのだろう?と考えた結果、「恵那市雇用対策協議会」主催で「実践型の有給インターンシップ」を計画いたしました。
今回実施したインターンシップは、学生が企業で働きながら一定の報酬を受け取る有給のインターンシップです。
インターンシップを希望する学生が各企業(今年度は4社)に派遣され、現場見学・作業体験し、体験した企業の課題に対する解決策や方法等を提案します。学生は5日間インターンシップに取り組みます。
恵那市内から愛知県などの県外に通学する学生が多いのが現状。そんな学生がいわゆる”田舎”に魅力を感じてインターンシップに来てもらうにはどうしたらよいのか、というところから参加するメリットがいくつかあると考えました。
通常の企業のインターンシップ受入では、日常業務にプラスして学生を受け入れるのは企業側負担が増えると考えられます。雇用対策協議会が企業と学生を仲介することで、企業側の負担が少なく実施できるよう考えました。
4月上旬 学生に考えてもらいたい、現場で抱える課題等を設定
5月中旬 『有給インターンシップ募集ページの作成』各企業の課題を掲載・募集開始
~6月末 学生の募集期間
7月初旬 参加学生の決定、企業向けプログラム設計講座を実施
8月中旬~末 有給インターンシップ実施
実施したスケジュール内容は下記のとおりです。ただ、企業で就業体験をするだけでなく、ファシリテーターをプログラム実施中に各企業に派遣し、参加学生の質問や企業側の質問などの相談対応により、円滑にインターンを進められるよう努めました。

各企業のテーマは、事前にプログラム設計講座を実施しました。ファシリテーターとして、就業支援コーディネータとして大学に勤務されている星野宏さんにお願いをし、大学生向けのインターンシップの作り方の支援をしていただきました。

社会福祉法人 恵那市社会福祉協議会
テーマ:恵那市社協の魅力を伝えることができる求人チラシ・広告・キャッチコピーの作成及び発信について

有限会社 耕グループ
テーマ:販路拡大に挑戦!!
福祉と学生をつなぐために必要な仕組み・仕掛けを考える。

東濃コアー 株式会社
テーマ:当社の魅力の外部発信(知名度up)

明光化成工業 株式会社
テーマ:会社の個性・魅力のPR力強化
インターンシップの様子は下記動画をご覧ください!

・優しい人ばかりで少しのかかわりの時間でも、いろいろな方が5日間通して声を掛けてくれた。
・いろいろな部署を体験出来てよかった。課題に対しての体験として取り組みやすくてよかった。

・提案したことをプレゼンできてよかった。また、懇親会で他の企業に参加している大学生とも交流できたのがよかった。
・幅広い職種の方と話が出来た。利用者の方との関わりが出来てよかった。
・課題解決型のプログラムは自分の関心と課題があっていたのでよかった。

・一人での参加だったが自由さがよかった。ファシリテーターの星野さんのアドバイスが安心感があってありがたかった。
・作業体験をしっかりやれたことで会社の現場の状況が良く分かった。

・企業が若い社員さんとの交流会を開いてくれてよかった。
・現場と総務のどちらも体験出来て、プレゼンテーションの内容につながってよかった。
・企業との直接やり取りせずに市(雇用対策協議会)が中間役になってくれたので申し込みしやすかった。

・学生らしい若者視点が参考になった。(恵那市社会福祉協議会)
・参加学生が福祉を学んでいる方で用語の理解があってよかった。施設内の若手社員の関わりを増やしたことで若手社員からのアイデアが出てよかった。(耕グループ)
・学生の生の声が聞けてよかった。学生に教えるということは、企業にとっても考えることとなりよかった。(東濃コアー)
・昨年の反省を受け、総務を含め現場の体験を増やした結果、参加学生が現場の人が何を考えているか理解した上で課題解決に向けた作り込みが出来ていてよかった。(明光化成工業)
・地元出身の学生だったため、次のステップへつながりとてもよかった。(複数企業)
インターン最終日のプレゼンテーションでは学生の斬新な意見やアイデアがたくさんあり、すぐにでも業務に取り入れていただける内容でした。
今年度は地元出身者の参加も多く、遠くは愛知県から参加いただき、内容の濃い5日間でした。中には、就職先として本気で考えたいという学生さんもいらっしゃいました。事務局としてはうれしい限りです。地元出身者の参加学生さんには、恵那市の企業情報に詳しい就職コーディネーターが駐在する「恵那くらしビジネスサポートセンター」に来所いただき、引き続き就職活動の支援をしていきます!
学生の成長や就職活動のサポート、企業の人材確保・人材育成や学生のアイデアの活用のために、今後も継続していきます。
